岐阜大学SIP実装プロジェクトでは,平成29年6月28日(水)に100名を越える技術者が参加して,第2回報告会を実施しました。今回の報告会では,平成28年度にフィールド試験を実施した4技術の試験結果を中心とした報告を行ないました。 会 場: 岐阜大学サテライトキャンパス講義室 主 催: 岐阜大学工学部附属インフラマネジメント技術研究センター,(公財)岐阜県建設研究センター プログラム: (1)開会挨拶 六郷恵哲 - 技術報告 - (2)受動回転球殻を有する飛行ロボットによる千鳥橋の点検結果 横江 政和(千代田コンサルタント) (3)高速走行型非接触レーダー等による小鹿トンネル等の点検結果 安田 亨(パシフィックコンサルタンツ) (4)CalSok(刈測)による揖斐川堤防のモニタリング結果の報告 鈴木 清(朝日航洋) (5)SIP技術「舗装と盛土構造の点検・診断技術の開発」-ベトナムにおける社会実装の可能性調査- 八嶋厚,村田芳信(岐阜大学) (6)閉会挨拶 八嶋 厚 参加者からの意見をいただくアドバイスシートは,こちらからダウンロードできます。
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SIP新技術を活用した橋梁点検のフィールド試験を実施(4月12日)
内閣府が進める「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一つ「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」において,岐阜大学は「使いたくなるSIP維持管理技術のMEネットワークによる実装(岐阜大学SIP実装)」という研究課題で活動しています。その活動の一環として,SIP「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」で提案されている多くの新技術について,岐阜県内での社会実装に向けた絞込みを行い,説明会やフィールド試験で効果を検証することとしています。 今回,第6回のフィールド試験を,各務原市役所のご協力を得て,平成29年4月12日(水)に実施しました。 対象とした技術 ① 橋梁・トンネル打音点検飛行ロボットシステムの研究開発 開発責任者:西沢俊広(日本電気株式会社) ② 二輪型マルチコプタを用いたジオタグ付近接画像を取得可能な橋梁点検支援ロボットシステムの研究開発 開発責任者:沢崎直之(富士通株式会社) ③ 近接目視・打音検査等を用いた飛行ロボットによる点検システムの研究開発 開発責任者:和田 秀樹(新日本非破壊検査株式会社) ④ 橋梁点検ロボットカメラ等機器を用いたモニタリングシステムの創生 開発責任者:藤原保久(三井住友建設株式会社) ⑤ 橋梁など道路インフラの点検支援システムの研究開発(可変ピッチドローン) 開発責任者:加藤直也(株式会社デンソー) フィールド試験は,各務原市の各務原大橋(橋長594m,10径間連続桁フィンバック橋)を対象として,150名を越える多数の技術者が参加して実施されました。参加者は,橋梁点検に関する最新の5技術の利用状況を見学し,岐阜県内等におけるSIP新技術の実装に向けての活発な意見交換を行ないました。 NHK 岐阜 NEWS WEB記事はこちらを参照してください。岐阜 NEWS WEB(2017/4/12 掲載) 2017/4/17 追記:第6回フィールド試験の報告動画及びPDFをアップロードしました。動画はページ下部,PDFはこちらからご覧ください。