インフラミュージアムの建設が着々と(6月3日)

岐阜大学では,平成28年9月より「使いたくなるSIP維持管理技術のMEネットワークによる実装(岐阜大学SIP実装)」という研究課題で活動しています。その一環として,「構造物モデルを用いたSIP維持管理技術の検証と維持管理技術者の育成」という活動を進めています。 維持管理技術者を育成するうえで,橋梁やトンネルのインフラ構造物の建設過程を学ぶことは不可欠の要素です。そこで,維持管理に関わる技術者がプレストレストコンクリート(PC)橋,鋼橋,トンネルの設計施工を学習するための構造物モデルを構築し,ME養成講座,大学院インフラマネジメント実践教育プログラムにおける維持管理技術者の育成に役立てるとともに,SIPで開発されている点検技術の検証に役立てる計画です。 この計画の中で,3月末にはトンネル構造物モデルが完成し,5月12日鋼桁端部モデルが架設され,6月3日にはPC桁モデルの主桁架設が完了し,8月21日のインフラミュージアム完成式典に向けて,順調に準備が進んでいます。 なお,このインフラミュージアムの整備は,内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の助成や,企業の協力を頂いて進めています。  

  • 写真-1 トンネル断面モデル(上屋施工待ち)
  • 写真-2 鋼桁端部モデル(床版施工待ち)
  • 写真-3 PC桁(主桁架設作業)
  • 写真-4 PC桁(主桁架設完了)