ポール型打検機をトンネル点検業務で試用(10月27日)

SIP維持管理技術の第9回フィールド試験の実施報告

岐阜大学SIP実装プロジェクトでは活動の一環として,SIP「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」で提案されている多くの技術について,岐阜県内での社会実装に向けた絞込みを行い,説明会やフィールド試験で効果を検証することとしています。 今回,岐阜県県土整備部道路維持課,岐阜土木事務所,中央コンサルタンツのご協力をいただき,第9回フィールド試験を実施しました。 今回のフィールド対象とした美山第三トンネル(国道256号)は,ナトム工法にて施工され,平成6年に竣工したトンネルです。

第9回フィールド試験:日時 平成29年10月27日(金)10:00~13:00 フィールド試験場所:美山第三トンネル(国道256号線)

【フィールド対象のSIP維持管理技術】

  • 橋梁・トンネル打音点検飛行ロボットシステムの研究開発 開発責任者:西沢俊広(日本電気)⇒技術説明資料

今回のフィールド試験は,実際のトンネル点検作業で点検作業者に,ポール型打検機を試用して頂き,実装に向けての更なる改良点を洗い出すことを目的としました。そのため,点検作業に同行し,高所点検車に開発者も同乗して実点検作業を体験し,点検技術者との意見交換などを行いました。

  • フィールド試験の様子
  • 路上での打音点検(打音確認)
  • 路上での打音点検(5mの高所打音)
 
  • 高所作業車での点検(ハンマーによる打音)
  • 高所作業車での点検(打検機の試用)